アウクバの外構工事・造園工事コラム

宿根草 冬のお手入れ編

植えっぱなしで毎年お花が楽しめる!簡単な宿根草の冬のお手入れ方法

 

 

 

宿根草とは?? 一年草・多年草の違いは?

 

植物を育てよう!と思いたち、いざ園芸店へ。

たくさんの植物の中から選ぶ時にラベルを参考にされる方も多いと思いますが、そこに書いてある「宿根草」「多年草」「一年草」という言葉。

皆さんはこの言葉の違いご存知ですか??

まずはこの分類について簡単にご説明^^

 

 

宿根草

 

まずは今回のタイトルにもなっている宿根草。

これは、冬に地上部が枯れ根だけで冬越しし、春になると再び新芽を地上から出すタイプの植物の総称です。

一度しっかりと根付くと株を大きくしながら植えっぱなしで毎年お花を咲かしてくれるので、ローメンテナンスガーデンを作るには宿根草を上手く取り入れることが必須です!

 

 

 

多年草

 

多年草とは、数年にわたって枯れずに育ち続ける植物の総称のことです。

となると、あれ??宿根草との同じ??となりますよね。

実は、宿根草は多年草の中にある分類の一つ。

多年草の中でも、冬に地上部を枯らす植物のことを宿根草と分類しているのです。

 

 

 

一年草

 

これはその名の通り、一年のうちの数ヶ月間のみ育つ植物のこと。

有名なところではパンジーやペチュニア、ヒマワリなどがありますね。

 

一年草は数ヶ月の間に全てのエレルギーを発散するので、お花が絶えずに咲き続くもの、華やかなものが多いです。

また育てやすいのものが多いのも特徴ですね。

 

ちなみに注意が必要なのが、原産地では多年草でも日本の環境では一年草扱いになる植物があるということです。

 

特に関東以北では夏の暑さで枯れてしまう植物が多いので、ラベルには多年草と書いてあっても実は一年草扱いだった・・・というものも多数あります。

そんな時は適切な育て方をして大事に育てていても枯れてしまうので、気を落とさずに割り切ることが必要です!笑

 

 

 

宿根草の冬のお手入れとは??

 

宿根草のお手入れでよくご相談を受けるのが、冬のお手入れ。

春から秋にかけては順調に育っていたのに、寒くなってくると急に枯れてしまった!と驚かれる方も多いです。

 

ただ、見た目は枯れてしまった様に見えますが、地面の中ではしっかり生きて来年に向けての体力を温存中!

それこそが宿根草!^^

 

 

例えば、初夏には大きく育った宿根草が織りなす美しいボーダーガーデンも・・・

 

 

 

冬になると・・・

 

地上部が枯れてこんなにも寂しい雰囲気に・・・

 

ただ、この時期があるからこそ、一年草では作ることが出来ない迫力のある美しい植栽が作れるのですね^^

 

ではそんな宿根草の、冬に地上部が枯れてからのお手入れとは??

 

マニュアル通りにいくと、

  1. 晩秋から冬にかけて地上部が枯れこんできたタイミングで地面際5センチ程度を残してカット(その際地際から新芽が沢山出ている場合は、その新芽は切らずに枯れたところのみをカット)
  2. 腐葉土などでマルチングをして寒気から守る

 

です。

上の写真はそのようにお手入れした後の写真ですね^^

 

つまりは難しく考えずに、枯れたところを地面の近くで切る!がコツです。

 

 

 

海外で人気のWinter interestとは?

 

冬になると枯れた部分を刈り込むのが宿根草お手入れの原則。

ただ、この枯れた部分をあえて残したまま冬の間置いておきその枯れ姿を楽しむという冬の宿根草の楽しみ方、つまり、Winter interestが海外では人気です。

 

オランダ人ガーデンデザイナーPiet Oudolfさんがこのナチュラルな雰囲気の植栽を得意としていますね!

 

http://www.thenewperennialist.com/gone-to-seed-2015/

 

http://www.thehighline.org/blog/2008/03/14/gardens-inspired-by-nature/

 

枯れた姿でも印象的な植物を使うと、たとえ茶色の枯れた色でも美しく見えますね!

 

この場合は枯れた姿のまま冬の間置いておき、春になって下から新芽が出てきたタイミング上をカットしても生育には問題ありませんよ^^

 

 

 

まとめ

 

宿根草の冬のお手入れについてまとめてみました。

いかがだったでしょうか?^^

ちなみに、基本的には冬、もしくは春の刈込だけで手間いらずの宿根草(品種によっては花後切り戻しした方が良いものもあります)ですが、数年経ち株大きくなり込み合ってくると株分けが必要になります。

株分けをしないから枯れる、ということはありませんが、やはり根っこが詰まってきて元気が無くなってくるので行った方がよいでしょう。

この株分けに関してはまた別の機会に詳しくご説明したいと思います^^

 

 

日本では中々大株の充実した苗を手に入れることが難しいので、どうしても花が咲かない、すぐに枯れてしまう・・・と諦めてしまう方も多い宿根草。

(宿根草の中には、株が充実する2〜3年目までは花を咲かせないものも多くあります)

ただ、ローメンテナンスなガーデンを作るためには宿根草をうまく使うことは必須!

まずはHP内のTOPのおすすめ植物のコーナーから、育てやすい自分のお気に入りのものを見つけて、楽チン簡単な宿根草の魅力を楽しんでくださいね^^♪

 

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