こんにちは^^
今日は連日の暑さから解放され過ごしやすい一日ですね♪
こんな日は庭仕事!といきたいところですが、デザイン作業に追われお庭に出る暇が…
デッキ上からは仕入れた植物たちが早く植えて~と熱視線を送ってきているのですが。。
ごめんね、、と謝りつつもお庭に出たくてうずうずしています。
明後日こそは!!
と思っていますが天気予報は雨マーク。。
どうなることやら。。
お花でいっぱいの庭
さて、今回は『お花でいっぱいの庭』についてです。
これに関しては打ち合わせの時によく言われる言葉です。
「季節のお花でいっぱいにしたい!」「お花がいつも咲いているようにしたい!」「お花に囲まれて暮らしたい!」などなど。
これに対して私がいつもお話しするのは、お花に注目するよりも葉っぱに注目しませんか、ということです。
まあそう言ってしまえば身も蓋も無いのですが…苦
お花はキレイですし、よくガーデン誌に載っているようなお花に溢れた庭に憧れを持たれるのはとってもよく分かります。
私も今年はアウクバのお庭にバラ導入計画進行中で沢山新苗を植えつけました。(まだデッキ上で植え付けを待っている子も沢山いますが・・・)
ただ、「お花でいっぱいの庭」、これ実はとっても難しいことなんです。
お花が咲く期間って・・・?
宿根草にしろ、花木にしろ、一年間のうちでお花が楽しめる期間はせいぜい2週間。長いものでも1ヵ月。
早ければほんの数日だったりします。(更にはヘメロカリスなどは1日だったりもします。)
サクラなどが分かりやすい例だと思いますが、一年間待ちに待って満開の時期は1週間程度ですよね。
こういった風に、お花の時期は本来とっても短いもの。
植物にとってお花は特別なものであって、それ以外の時期のほうがずっとずっと長いのです。
ガーデン誌はお花のある時期に上手に撮影していますが、果たしてそれ以外の時期、数週間後や1か月後も同じようにお花でいっぱいでしょうか?
答えはもちろん、NOですよね。
なのでお花ばかりに注目していると、それ以外の長ーい351日は楽しみが無くなってしまいます。
351日・・・あまりに長いですね・・・
なので私は、お花ももちろん大事です、でも葉っぱをもっと楽しみましょうよ!といつもお伝えしています。
葉っぱの楽しみ方
一口に葉っぱといっても、色だったり、大きさ、テクスチャーなどで千差万別です。
これをうまく組み合わせると、お花のない時期でも十分楽しめ、さらにはそこにお花が咲くと2重でキレイ!という嬉しい状況にもなります。
例えば・・・
本日のアウクバモデルガーデン。
花はほとんどありませんが、寂しそうに見えませんよね。
さらに・・・
こちらも左上の更紗ウツギの花が終わり寂しいところですが、にぎやかに見えますね。
もちろん、ウツギの花が咲いているときはそれはそれはキレイでしたが、今の時期も時期で好きです^^
これはどちらも葉っぱの色や大きさの組み合わせをコーディネートしているから。
お花だけをみるのではなく、お花よりもずっとずっとずーーーーっと長く付き合っていかないといけない葉っぱを楽しむと、お庭の楽しみ方がぐっと変わりますよ♪
ちなみに、私が学んだイギリスでもお花の色や形に注目して庭作りをするのは、実はちょっと時代遅れだったりします。
今は葉の形や色でデザインするのが主流なんですね。
葉のキレイなものに関してはお花を敢えて切ることも!
それくらい葉っぱのシェイプや色、雰囲気はお庭を形成する上で大事なものなんですね。
ただそれでもお花いっぱいのお庭を作りたい!のであれば、庭木や宿根、低木ではなく、一年草で取り入れるのをお勧めします^^
一年草をお庭に植えこむと長い間お花で楽しませてくれますよ♪
ただ、こちらは毎年の植え替えや追肥が必須になりますので手間はぐーんとかかりますが・・・
寄せ植えで楽しまれるのでも良いですね♪
ちなみにバラですが、バラは手間がかかるけど花の時期のあの喜びが忘れられない!!!というバラ通の方には、大好きなバラをもっとキレイに見えるようローズガーデンにあった提案をしています♪
実はアウクバのお庭でも、バラを増やしたい!と葉っぱ葉っぱといいつつも原種系を中心にデザイン中です^^
原種系ですので、花以外にもローズヒップを楽しみつつ、ほかの宿根草と上手く組み合わせたお庭になるといいなあ~と思っています♪
そのうちバラの時期にオープンガーデンもしたいなあと考えています^^
話は逸れましたが、要は、お花でいっぱいのお庭にするには(バラも含めて)手間がかかりますよ!
花の時期は短いのでそれ以外にも楽しみ作りませんか♪というお話でした^^(ごめんなさい、無理やりまとめました・・笑)