気になるところだけピンポイントに簡単害虫退治!コガネムシ・イラガ編
今年もやって来ました!この季節!
初夏から動きが活発になるコガネムシ・毛虫退治!
あまり出会いたくない虫たちですが、なるべく手間をかけず簡単に処理する方法をお話しします^^
①ロシアンオリーブに天敵・コガネムシが大発生!退治方法は?
始まりは地面に落ちている大量のフンでした…
ん??
落ちてるぞ??
と近づいてみると…
まぎれもなくフンです。。
上を見上げてみると・・・
あっちこっちに大量のコガネムシ!
交尾中のもいたりします!
このコガネムシの成虫。
朝の温度の低い時に木を揺らすとポトッと落ちてきます。
そのまま死んだふりをするので、その隙にエイッ!と捕まえて処分します。
あら?死んじゃったのかな~?とのんびりしていると飛んで逃げて行ってしまうので要注意!
素早い行動が秘訣です!
ただ、、
こうも増えてしまうとどうしようも無い。。。
木を揺すって何十匹が同時に落ちてくるなんてパニック以外の何物でもありません。。
そんな時にはこれの出番です!
そう、ハチ用ジェットスプレー!!
スミチオン乳剤などでも効きますが、高いところに止まっているコガネムシにはこれが一番!
なんと、11mも噴射出来るそうですよ!
殺虫剤がこれでもか!というほど勢いよく噴出されるので、手の届かない高さのコガネムシも一網打尽!
これをシュッシュ!とスプレーしていくと、コガネムシたちはたまらずボトボト落ちていきます。
そしてそのままご臨終・・・
元気な子は何とか張っていきますが、それでもしばらくするとひっくり返って死んでしまいます。
ひっくり返った姿は何とも…なので、ここは自主規制しておきますね。笑
ハチ用スプレーは殺虫成分も強いので、おそらくコガネムシでは太刀打ちできないのでしょう。
計30匹くらいのコガネムシを退治することができました。
すでに産卵しているものもいるかと思いますが、今やっつけられただけでも良しとします!
コガネムシはどんなに気を付けていてもあちこちから飛んでくる害虫。
防除は中々難しいです。
そのため、フンが落ちていないかや葉っぱが食べられていないかなど、気が付いた時にすぐにやっつけるのが大切ですよ!
そして、数匹でも捕まえるのなんて無理!という方は、ハチ用ジェットが便利なので使ってみてくださいね^^
②モミジにイラガの大群!駆除方法は??
イラガの駆除。
これは、触らないように薬剤で処理!が一番です!
というのも、イラガは刺されるとその痛みを10年忘れない!と言われるほど強烈な毒針を持つ毛虫。
バチッ!と電気が走ったようになるため、地方によっては電気虫と呼ばれていたりします。
そんなイラガ、卵から数十匹まとめて孵化するため、見つけると葉裏に何十匹とギッシリ…という状況。
バラ科やカエデ科、クリ科につくことが多く、アウクバモデルガーデンでは毎年決まってモミジバフウとモミジに発生します。
予防法としては、繭を見つけ次第取り除く、という地道なものしかないため、中々発生自体を食い止めるのは難しい…
しかも、発生前に予防的に薬剤と全体に噴霧するのは気が引ける…
となると、発生後にやっつけるしかありません!!!
そこでお勧めなのは、ガーデニング薬剤の定番、スミオチン乳剤!
これをダインなどの展着剤と共に希釈し、スプレーすると次々にイラガが落ちていきます。
理想ではまた1週間後くらいに噴霧すると完璧!
そのエリアからイラガは消えていくでしょう。
ただ、希釈するのが面倒!という方には、あらかじめスプレーされた殺虫剤もあるので、それを使うのが手軽でおすすめ^^
コスト的には高くなってしまいますが、混ぜる手間が無いので便利ですね!
いや~なイラガ。
こちらも出来れば出会いたくないですが、中々予防が難しいもの。
ただ、発生すると葉がネット状に食べられ、さらには下にフンが落ちているので居る所は葉裏とはいえよく観察しているとすぐに気づきます!
上は茶色くフンが落ち、それが水で溶けてしまった様子です。全体に茶色く染まります。
こうした異変にいち早く気付くためには、日ごろの観察が大事です!
今の時期は、
害虫が付いていないかな?
フンが落ちていないかな?
葉っぱが食べられていないかな?
と思いながら庭を眺めるだけでも、気付けることはたくさんあると思います。
大切な自分の庭を守るためにも、必ず発生する厄介者の害虫にうまく対処しながら、楽しいガーデニングライフを過ごしましょう♪
【追記】
退治したコガネムシを何気なく横の田んぼの片隅に置いていたところ、子供たちがそれを発見してしまいました…
何十匹死んでいる姿が衝撃だったようで、どうして死んじゃったの?と悲しむ子供たち。
お墓を作ってお参りしてくれました。
大人(ガーデナー)にとっては害虫でも、子供たちにとっては大事なお友達の虫さんたち。
そして命ある生き物。
やむなく処分したあとも、どうか子供たちの無垢な目に付かないところでそっと弔ってあげて下さい…
私、大失敗でした。。
胸が痛い出来事でした…