芝刈りは年一度で大丈夫!?常識を覆すお手入れ簡単芝 TM9
こんにちは!
本日こちら北九州地方は明け方からザーザー降りの大雨。
雷もときおりゴロゴロなるほどの土砂降りです。。
ただ植物たちはたっぷりの雨で嬉しそう。
これでまた夏に向けてぐーんと成長しますね^^
さて、今日はタイトル通り芝のお話です!
アウクバガーデンでは、芝を張るときはもっぱらTM9を使用します。
私たちとこの芝との出会いは約3年前。
その後何度も使用するにつれ、TM9ならではのメリット・デメリット色々分かってきたのでご紹介します。
伸びない芝!? TM9とは???
TM9とは、トヨタ自動車株式会社さんが開発した省管理型高麗芝のことです。
管理されているトヨタルーフガーデン株式会社さんによると、
特徴として
- 草丈が一般高麗芝の半分以下なので、芝刈り回数の大幅な低減が出来る
- 芝刈り回数が少ないため、施肥量を低減できる
- 節間が短いため、緻密なターフを形成できる
とのことです。
(参照:トヨタルーフガーデン株式会社 TM9)
ではそれらを参考に、私たちが感じたTM9のメリット・デメリットをそれぞれ取り上げてみましょう^^
TM9のメリット2点
1、芝刈り回数を大幅に減らすことができる
まずこれは、一番大きなメリットですね!
私たちも外構工事をする際、お庭の広い面積をどうカバーするか?ということでいつも頭を悩ませます。
いわいるグランドカバーですね。
テラス?
ウッドデッキ?
砂利?
固まる土?
それとも・・・芝生???
それぞれメリット・デメリットがあり非常に難しいこの問題。
解決策はこれ以外にもたくさんありますが、コストの面と見た目の面から、私たちは芝を選択することが多いかな、と思います。
ただ、芝を選ぶ難点・・・
それは何と言っても手入れの手間!!!
夏場はできれば週に一回、最低でも2週間に一回は芝刈りをしないと綺麗な芝は維持できません。
ただ、ただでさえ暑い夏の日に芝刈りだなんて重労働・・・
想像しただけでゾッとしますね。。
その点TM9は、年に1〜2度の芝刈りでOK!!の芝。
さすがに綺麗で緻密な芝生にしようと思うと、もう少し頻度を上げた方が良いと思いますが、ただそれでも月に1回やれば上出来!
芝刈りがせいぜい3ヶ月に1〜2回で十分かな?という程度です。
(注:ただ日当たりの悪いところや踏圧の少ないところは通常より徒長し気味です。
そのため、そういった所ではもう少し頻繁な芝刈りが必要になります。)
アウクバモデルガーデンでも実験も兼ね、このTM9と姫高麗芝の2つを張っていますありますが、その違いは一目瞭然!!
こちら姫高麗芝。
4月頭に一度芝刈りしている状態です。
そしてそれから約2ヶ月。
今の状態はこんな感じ。
8センチ〜10センチ程度でしょうか?
もうボーボーです。笑
このままだと2回に分けて刈らないといけませんね。。
芝刈りをサボってしまいますと、この通りしっかり伸びています。
春でこの程度なので、これが夏だとこの伸びはもっとすごいことになっていると思います!!
そしてTM9。
違いは見ての通り!
同じように飛行機を立てようとすると立ちすらしませんでした。笑
しかも驚くべきことに、こちらは昨年秋から半年以上まだ一度も芝刈りしていない状態です!
うーむ、恐るべきTM9の伸びの緩さ。
芝刈りせずともしっかりと緑のターフを作ってくれています。
ちなみにこの伸びの緩さのデザイン的なメリットとして、
このような草目地に適している、というのが挙げられます。
草目地、よく外構雑誌なんかに載っていますが、周りにレンガや石がある位置では芝刈り機を使うことが出来ないため、全てハンドバリカンで刈る必要があります。
出来上がった時はナチュラルでおしゃれ!となりますが、通常の芝でやると恐ろしいことになりますよ!
大抵芝が定着せず剥げていくか、もしくは伸びすぎて大変なことになるか。。
どちらにしても恐ろしいことに。。
その点TM9だと伸びが緩やかなのでこうした草目地でも安心です^^
ちなみに写真の草目地は1年に一回も刈っていないかもしれません^^;
2、手触りが柔らかい
2つ目のメリットとしては、その柔らかさです。
これはメーカーサイトではあまり注目されていないことですが、私たちは大きなポイントだと思います。
芝を庭に貼ってからどんな生活を思い浮かべますか??
子供と裸足で遊びたい。
ごろんと寝転びたい。
などなど、芝生に『触れる』ということを考えた時、この柔らかさはとても大事です!
ごろん、とした時に背中にチクチクっと芝がささるとやっぱり嫌ですよね。。
ふかっと寝転びたいものです。
本当に柔らかいふかふかの芝を作りたければ西洋芝、という選択肢になりますが、日本では中々西洋芝は難しい。
でもやっぱり素足に気持ちよいのがいい。
となった時は是非TM9がオススメです!
姫高麗も日本芝の中では柔らかめの部類ですが、この姫高麗と比べてもTM9の柔らかさは触ってすぐに「全然違う!」というほど差があります。
せっかく芝をはるなら気持ち良いのがいいですよね^^
気になる方はモデルガーデンのご見学も可能なので、いつでもお問い合わせ下さいね^^
TM9のデメリット2点
1、一旦痛むとその後の回復に時間がかかる
これは伸びにくいというメリットの裏返しでもあるのですが、成長が緩やかなため、一旦ダメージを受けると通常の日本芝と比べ回復までに時間がかかるます。
たとえば水きれや肥料焼けで茶色くなってしまうと、通常の日本芝だと数週間で緑に戻るところが、1〜2ヶ月たっても茶色のままだったりします。
ただそうはいっても新芽はしっかり上がってきているので枯れてはいないのですが、伸びが遅い=新芽が中々目立たない、ということで元どおりの緑になるまで根気よく待つ必要があります。
また、同じ理屈として、芝を張ってから、根が伸びしっかり活着するまでにも他のものに比べ時間がかかります。
つまり裏を返せば、それだけ初めの養生期間が長くなるということ。
養生期間中は、なるべく上を歩かない、水切れに注意する、といった注意点があるので、他の日本芝と比べ初期管理は気を使うかもしれません。
2、価格が高い
2点目は価格の問題。
ただこれは正直そこまで大きな違いにはなりません。
一般的な芝張りの広さだと、せいぜい違っても2〜3万ほど。
少ない面積だともっと小さな違いになります。
というのも、芝生が何であろうとそこに至る工事内容は同じ。
つまり、結局材料の違い分程度しか差額が生まれないからなんです。
その違いも、せいぜい1㎡で1000〜2000円ほど。(配送料や時期で多少変わってきます)
そして何よりも芝は一旦貼れば、管理さえ良ければ何十年にも渡って楽しめるもの。
その数万円の違いで毎年何十回と差がつく芝刈りの頻度、どう考えますか??
そう思うと、個人的にはTM9を選んでのコストの差は、長い目で見れば逆にお得だと思いますよ!
TM9についてあれこれお話させていただきましたが、いかがでしたか??
私たちアウクバでは、TM9を取り入れて以降芝を設置するお客様は100%!!
TM9を選ばれています^^
そしてもちろん、皆さん大満足されています♪♪
本当に綺麗な芝を作ろうと思うと、おそらく姫高麗などを選び毎週芝刈りをするのが良いのかもしれません。
成長が早いのでそれだけ密なしっかりとしたターフを作る、ということですからね。
ただやはりその柔らかさだったり、芝刈りの楽さを考えると、芝生は入れたいけど・・・というお客様にこそ、TM9を取り入れてほしいなあと思います♪♪