こんにちは！

困ったことにすっかり年１ペースに落ちてしまっている更新ペース。

誰も見ていないかな・・・と忙しさにかまけてサボり癖が付いていたのですが、意外や意外、（更新されてないことを）こまめにチェックしてますよ～！と言って下さる有難いお客様もいることを知り、エイヤ！っと重ーーーーい腰を上げております。

今年こと月２ペース！！！

いや、、、せめて月１でも・・・

ｱｳｸﾊﾞが変わりなく活動しているということをお伝えする意味でも頑張っていきたいと思います。

とはいってもあまり期待をされずに、、、でも無事続いた暁には是非ともお褒め頂けるととっても嬉しいです。。。

頑張ります！！！

さて、前置きが長くなりましたが、今回のテーマは『石組み』について、です。

え？約1年半の最後のブログにあった、「理想の植栽とは　序章」の2章はどうなってるの？と思ったコアな方。

もう私自身、前過ぎてどういう流れで書き続ける予定だったのかすっかり忘れてしまいました。

きっとそのうち続章突如現れると思うので、少々お待ちください！

そんなわけで、今回のテーマは、今自分の中でもホットな「石組み」です！

さて、石組み。

そう、「石」です。

山から切り出した、天然の「自然石」。

こちらは私の地元、庵治町の石切り場です。

それ以外にも、大谷石の石切り場や、稲田石が取れる茨城県の石切り場なんかが有名です。

観光地にもなっているので、行ったことがある方もいらっしゃるかもしれませんね。

さて、こんな石切り場から採掘された石は、大部分が墓石や建築材料として使用されます。

その中にはもちろんお庭で使う石たちも。

取れる岩石の成分から、茶色、青色、白色、はたまた黒色、等々、産地ならではの特徴があり、その大地が作り出した自然の色・質感がお庭の大事なアイコンとなっていきます。

今は取れる石の量も減ってきたので、メーカーさんが頑張ってコンクリート製品で石を模したものを開発していますが、実物をみるとそこはやはり完全に別物。

自然石に軍配があがります。

といっても、コンクリート製にはコンクリート製の良さもあり、厚みが均一で製品のバラツキが少ない、など、階段などを作るときにはとっても活躍します。

ｱｳｸﾊﾞでも浮き階段なんかには使ったりするので、気になる方はまた施工事例でチェックされてみてくださいね＾＾

話が少々逸れましたが、このようにして採掘された自然石は、ガーデンでは主に「敷石」と「積石」として使われます。

敷石とはその名のごとく、舗装面として貼る石のこと。

積石もそのまま、積んで重ねた石のことです。

敷石に関しては上に記載させて頂いた通り、コンクリート製品を使うこともあるのですが、積石に関しては、アウクバでは自然石を使います。

積石が出る箇所といえば、花壇や法面、少し土留めがいる場所、などですね。

お庭は真っ平らよりも起伏があった方が立体感が出て綺麗なので、真っ平らの土地でも、わざと盛り土をして積石箇所を作ったりもします。

既存の土が固くて中々条件の厳しいところも、盛り土をしてあげると植物も根を伸ばしやすくなるのでおススメです＾＾

そんな積石、私たちが主に使う石は2種類です。

一つ目は地元福岡県の久留米で採れる自然石。

ベージュの色味が特徴で、クレーンで吊り下げるような大きめの石からコロコロ積み上げられる小さめの石まで色々なサイズのものを使います。

こちらは現地にて石を物色している代表のお尻です。笑

しっかりとした比重が大きな石なので、大体50ｃｍくらいからはクレーン等重機を使わないと持ち上がりません。

ホテルや店舗の植栽など、大きな石を置かないとバランスが取れないような現場は、大きなサイズをクレーンでつり上げ、景石として配置します。

ここに植栽入れるとガラッと雰囲気良くなりますよ～

石のある、自然の景色を取り入れるイメージです。

また、アウクバモデルガーデンでもこの石はかなり多用しています。

ちょっと分かりにくいですが、基本花壇の石組みや土留めなどはこの石を使用しています。

形がバラバラなので、積み上げ、更に植物が絡んだ時に、よりナチュラルな自然な雰囲気が出ます＾＾

平べったいのを敷石として使っても可愛いですね＾＾

続いて、アウクバ石組みでよく使われる石は、「気良石」です。

岐阜県で採れる花崗岩です。

普段はベージュ系の優しい色味で、濡れると茶色が強くなります。

先にご紹介した久留米の石が、形がバラバラなのをくみ上げていく「野面積」をベースにするのに対し、こちらは同じような形のを積み上げていく「小端積」が基本となります。

（参照：Only One　カタログより　気良石）

ちょっとアップの写真が無かったのでカタログ写真お借りしました。

これは積み上げると、どことなくヨーロッパ風のおしゃれな雰囲気が出来上がります。

これだけで積んでも可愛いですし、あとは上の久留米石の土留めと合わせても少しリラックス感が増して素敵です。

また植物が入った完成写真は、（きっとそのうち）施工事例に載せますのでお待ちくださいね！

今月プチリニューアルしたアウクバのモデルガーデンの中でも気良石を使ったデザインがあるので、また植物ちゃんと植え込んだらご紹介します＾＾

今はまだポットが土の上に載っているだけで・・・

早く植えて～の声が聞こえてきます・・・

と、そんなことは置いておいて、

アウクバ的石組み、如何だったでしょうか。

ナチュラルな雰囲気の時には久留米の石、そこに少し端正な感じや洋風な雰囲気を足したい時には気良石、など、作りたいイメージに応じてデザインさせて頂いております。

これ以外にも、カッコいい雰囲気を作りたい時はスポット的に溶岩石も使います。

おなじみの黒のポツポツ気泡の空いた感じ、（といっても実はめちゃ重い）、シャープな雰囲気が好きな方にはより格好よく合いますよ！

自然石のような天然素材、素敵にとりいれてみて下さいね＾＾