シェードガーデンの主役に!おしゃれな庭には欠かせない宿根草 ~ギボウシ~
- 学名 : Hosta
- 科名 : ユリ(リュウゼツラン)科
- 別名 : ホスタ
- 分類 : 多年草(宿根草)
- 原産地 : 東アジア、日本
- 耐寒性 : 高
- 耐暑性 : 普通
- 日照 : 半日陰、日陰
- 用途: グランドカバー、日陰を明るくする
ギボウシはこんな植物!おすすめポイントは??
1、葉が大きく、広い面積をカバーする
ギボウシの一番の特徴はその大きな葉です。
一枚一枚の葉が大きく、それが広がることで更に広い面積をカバーします。
そして多くのギボウシが持つ「斑」が、またそのエリアを明るく華やかにしてくれます。
初夏に花を咲かせますが、この花が無くても明るい斑入り葉でお庭を明るく彩ってくれますよ♪
例えば・・・
アウクバモデルガーデンの様子です。
手前のギボウシが良いアクセントになっていますね。
植物の組み合わせを考えるときには、短い間だけ咲く花ではなく、長い間展開する葉のバリエーションでデザインをするのが鉄則!
そのため、ギボウシの大きな葉は他の植物の小さめの葉に比べ目立つので良いコントラストを生み出すのですね。
そんなギボウシは海外でも大人気!
ホスタと呼ばれ、海外のガーデンでも効果的に使われています。
例えば・・・
https://ideacoration.co/
黒の板塀を背景に、様々な種類のギボウシ、フウチソウ、ヒューケラなど、日本でも身近で手に入りやすい日陰の植物がバランスよく配置されていますね!
またこちらでは・・・
https://ideacoration.co/
落葉樹の下草として印象的にギボウシが植えられています。
アキレアやグラス類の小さな葉と組み合わせるとコントラストが生まれ、よりギボウシの美しさが際立ちますね!
このように葉が大きい、ということはグランドカバーとして広い面積を覆い雑草を抑制してくれるのはもちろん、植物同士の組み合わせで良いコントラストを生み出してくれるという大事な役割をしてくれるのです。
これこそが世界中でギボウシが愛されている所以かもしれませんね^^
2、強健で育てやすい
続いて2点目の理由、それは何といってもその育てやすさ!
もともと日本原産のものなので、日本の気候で非常に育てやすい宿根草です。
日本で活躍しているイギリス人ガーデンデザイナーのポール・スミザーさんも、日本を初めて訪れた際ギボウシがそこら中に雑草のように生えているのを見て驚いたそうですよ!
イギリスでは誰もが高いお金をかけて苗を買い、大事に大事に育てているのになんてこった!!と思ったんだとか^^
確かに日本でも品種モノのギボウシを買おうと思うと高いものですが、野山を歩いていると自然に自生しているものも見かけることがありますもんね!
公園などでも気軽に見ることも出来ますね^^
http://www.ootk.net/cgi/shikihtml/shiki_100.htm
その土地その土地の気候に合った植物を植えることは、お庭を楽に、美しく保つ上で一番大事なこと
です。
そうすることで、必要最小限のお手入れで植物を無理なく元気に育てることが出来ます。
どうしても植えたい!という植物があればともかく、そうでない場合はなるべく日本や東アジア原産のものを選ぶのがお勧めですよ♪
そんなギボウシを育てるためのポイントはただ一つ。
半日陰の湿ったエリアに植えること。
これさえ出来ればギボウシを育てるのは上手くいったも同然です^^
少々の日向は大丈夫ですが、それでも乾燥したエリアは苦手。。
土の水はけが良すぎる場合には腐葉土をしっかりすきこんで、水はけのよい土にしてあげて下さいね♪
最後にギボウシの品種をいくつかご紹介。
ギボウシはとても品種が多く、ギボウシだけでも十分素敵なお庭が作れるほど!
以前ご紹介したアオキ畑に似ていますね。笑い(アオキ畑)
海外ではギボウシに特化したナーセリー(生産者)もあり、チェルシーフラワーショーなどのフラワーショーでも大人気!
ギボウシだけで美しいお庭を作り上げています^^
お花が無くても華やかで豪華ですね~!
アウクバのモデルガーデンでも、もちろんギボウシは沢山!
品種不明のものもありますが、今年新たにラインナップに加わったのが以下の3品種。
ギボウシ フォービデンフルーツ (Hosta forbidden fruit)
ギボウシ フローズンマルガリータ (Hosta Frozen Margarita )
ギボウシ クライマックス (Hosta Climax)
この春植え付けたのでまだまだ小さいですが、これからどうお庭に色を付けてくれるのか、今から楽しみです^^♪