樹形が乱れにくく狭いスペースにもOK!花と葉が美しい樹木 ~ベニスモモ~
- 学名 : Prunus cerasifera var. atropurpurea
- 科名 : バラ科
- 別名 : ベニバスモモ、アカバスモモ
- 分類 : 落葉小高木
- 原産地 : 東アジア
- 生育後の大きさ : 高さ 2~3m 横幅 1~2m
- 耐寒性 : 強
- 耐暑性 : 普通
- 日照 : 日向
- 用途 : カラーリーフ、シンボルツリー、花を楽しむ
ベニスモモはこんな植物!おすすめポイントは??
1、広がりにくく箒状に広がるすっとした樹形
まず一つ目の特徴、それは横に広がりにくくスッとしたその樹形です。
ベニスモモは横に広がるというよりも、箒上に枝が伸びていく性質があるので剪定せずとも自然に形がまとまります。
自然樹形でまとまるのは、剪定がよく分からない・・・という方にも安心なポイントですね!
さらに分類にあるように、落葉小高木。
つまり大きさも手に負えないほど大きくなった!ということがなく、ほどよい高さで収まります。(だいたい2~3m)
広めの庭のシンボルツリーとなると少々迫力に難ありかもしれませんが、都会の住宅にありがちな、お庭が無くて駐車場横の外構エリアなどしか植栽スペースがない!という場合には、このベニスモモはお勧めのシンボルツリーになりますよ^^
2、紅色の美しいカラーリーフ
2つ目のポイント、それは何といってもその美しい葉の色です。
新芽の時からブロンズ色の葉を芽吹かせ、暑くなってくると若干緑かかってきますが、その後も冬に葉を落とすまでずっと美しい色をキープします^^
芽吹きのころの葉色
6月 暑くなってからの葉色
下の写真の方が葉脈を中心に緑色になってきているのが分かりますね!
それでも全体的には銅色のままです^^
ちなみに、そんなベニスモモの美しいカラーリーフ。
アウクバモデルガーデンでは、同じくブロンズ色のスモークツリーやコルジリネと合わせています。
そこにピンク色のバラ、ホーム&ガーデンを合わせ赤系統でまとめると、シックかつ洗練された印象になります。
背景の板塀がこれまた同系色なので、よい引き締め役で全体に調和がとれていますね。
こうしたカラーリーフをお庭に入れると全体がぐっと垢抜けるうえ、他の緑も引き立ってより美しくみえますよ^^
植栽のテクニックとして、是非カラーリーフを取り入れてみてくださいね!
3、開花が早い
最後のおすすめポイント、それは何といってもベニスモモの大きな魅力である、花です。
派手さはないものの、ヤマザクラに似た楚々とした可愛らしい花が早春に開花します。
ちなみに福岡県北九州市に隣接するアウクバモデルガーデンでは、このベニスモモの開花が一番最初。
3月上旬~中旬くらいに咲きます。
まだ寒さの残ることから咲き始め、春が来たよ~と教えてくれます^^
桜の後頃から開花する樹木は沢山ある一方、この時期に開花するものは少ないので喜びもひとしおです♪
ちなみにそんなベニスモモ、実は実も付きます。
ちょうど6月中旬のいまごろ、可愛らしい実が・・・
ただ実は私、食べたことがありません。。
鳥がついばんでいつも気が付けば数個しか残っていないということもあるのですが・・・
ネットで調べると生食できるものの酸っぱいとのこと。。
もう少し赤くなったら今年こそチャレンジしてみます!
それまで鳥に食べられないといいな・・・
防鳥ネット張ろうかな・・・
無事食べることが出来ましたらまたこちらに追記しますね^^
以上、コンパクトに育つ落葉小高木、ベニスモモのご紹介でした^^