フェンスって必要?プライバシーのために必要な高さとは
新築外構のエクステリアで必ず取り入れるもの。
それは・・・
そう、フェンスです。
大なり小なりはありますが、一般的な宅地の中に新築した場合、お隣との境界を作るためにフェンスはほぼ必須のエクステリアです。
家の裏側、右側、左側、と、もしお隣にフェンスがついていない場合は3面に施工するのが一般的です。
そしてそのフェンス。
地味なようで意外と高い、、、
このような一般的なタイプでも、約2mで定価28,000円ほど。
LIXIL プレスタフェンス 7Y型
それを周囲ぐるりと回すとかなりのお値段に・・・
フェンス。。
あなどれません。。
フェンスをいれるのは何のため?2つの理由から考える
では、そんな意外とお高いフェンス。
一体何のために必要なのでしょう??
まずは1つ目の理由として、周囲との境界を分かりやすくするため。
周囲に住宅が立ち並ぶ宅地の場合、フェンスがあることで、ここからここまでが自分の家、というのを分かりやすくアピールすることが出来ます。
いわゆる区切り、の概念ですね。
この考えからいけば、周囲に家がないようなところだと、フェンスは必要ないのかもしれません。
ただ、そういった所でもフェンスが場合によっては必要な理由。
それが2番目の理由、プライバシーの確保、ということです。
この理由こそが私たちがお庭にフェンスをオススメしている大事なポイントです!
プライバシーの観点からみたフェンスって?
一口にフェンス、といっても様々なタイプがあります。
一般的によく使われるものは、高さが80センチほどのアルミ製のもの。
街中でもあちこちで見かけることが出来ます。
ただ、、、
プライベートエリアとなる裏庭に、とりあえず必要だから・・・といってこのような一般的なフェンスを入れるとどうなりますか??
お隣からは丸見え。
せっかく掃き出し窓もあるけど、視界が気になって庭には出にくい。。
むしろいつもリビングの窓にはレースのカーテン。。
そんな状況になってしまいますよね。
フェンスがこういった状態だと、せっかく緑をいれて綺麗にしても庭を十分に楽しめない!
そんな悲しいことになりかねません。。
つまり、せっかくフェンスを入れても、適したフェンスを入れないと、ただお金をかけただけで終わった・・・こういったことになってしまうのです!!
例えば、よく引き合いに出されることですが、日本よりもガーデンに対する意識がずっと高い海外では・・・
表側はオープンで作っていても裏庭はしっかり塀を立てる!ということが一般的です。
しかも2m近くのかなり高いフェンスです。
イギリスに行った時はどこの家にもしっかりフェンスがあってビックリしたのを覚えています!
それだけ、玄関側=パブリックスペースで人にみてもらう場所、裏側=家族のためのプライベートスペース、という意識がはっきりしているのですね!
小さなエリアでもしっかりフェンスで囲われています! https://colourfence.co.uk/blog/do-i-need-planning-permission-for-my-fence/
このように日本人よりもずっとオープンといわれる外国人でも、プライベート感を保つために高いフェンスを設置するのは当たり前なのです!
フェンスのおすすめの高さとは??
では、そんなプライバシーを守るためのフェンス、おすすめの高さはどれくらいでしょうか?
アウクバガーデンがオススメするフェンスの高さ、それは最低1.6m、出来れば2mです!!
ただしこれはあくまでもリビングやダイニングに面するプライベートエリアに関して。
そのため、人によってはもちろんこのプライベートエリアが増えることもあります。
例えばゆっくり本を読みたい書斎、キッチンなどなど。
つまりは、人の目を気にせずにゆっくりしたい所、となりますね^^
そういった所にこれだけしっかりと高いフェンスをいれると、周囲の目を全く気にせず、落ち着いて自分の時間を作ることができますよ^^
では何故その高さなのか??
それはもちろん、人の目線の高さをシャットアウトするためです。
簡単な図を使ってご説明しましょう。
まず日本では建物に基礎がしっかり入りますので、室内にいるとその高さ分視線は高くなります。
これが約40センチ。
そこに170センチの人が立った場合、その方の視点の高さは約2mとなります。
一方建物の外の場合。
ここでも同じく170センチの人が立つと視点の高さは160センチ。
つまり、外を歩いている人の視線を遮ろうと思う最低ラインが160センチなのです。
しかし、これでは歩いている方の頭は中から見えてしまいますね。
背の高い方だとそもそも見えてしまう、ということもあるかもしれません。
となると、約2m。
これだけあると、室内から見た時に外が見えずにリラックスできる高さ、となります。
ただ、これはあくまでも外と中との話。
もしお互いのリビング同士が向かい合っている状態で(日照の関係からあまりこういったことはないとは思いますが・・・)、お隣からの視界を隠したい!となれば、視線を隠すだけでも最低2m。
さらにしっかりと見えないように、となると2.2m以上のフェンスが必要となります!
こうなると結構高くなってきますね。
私たちは普段低いフェンスに慣れているせいか、背の高いものを入れるのに何だか抵抗がありますが、実際レースカーテンなしの生活がしたい!視線を気にせずにリラックスしたい!となれば、これくらいの高さを入れた方が後々後悔なく過ごすことが出来ますよ!
中途半端に1.6mほどのフェンスを入れた方が、もう少し高くしておけば良かった・・・と後悔する例が多いように感じます。
ただ、やみくもにフェンスを高くできないのが住宅密集地が多い日本の悩みどころ!
お隣との兼ね合い、が必要になってきます。
そこで次回のブログでは、お隣の方も納得する!?フェンスの素材についてのお話をしたいと思います^^