日陰は夏のガーデンを楽しむためには必須!素敵な日陰を作るためのアイデア
九州北部、ついに梅雨明けしました!
今年も夏がやって来ましたね。
夏。
子供のころは楽しみで仕方なかったのに、今では一番いやな季節に…
汗でべたべたするし、日焼けはするし、何してても暑いし、何よりも水やりが大変だし。。。
年をとったものです。。。
ただ、そんな(嫌いな)夏も、絶対に毎年やってくる!
逃げることはできない!!!!!
となると、その夏を精一杯エンジョイしなくては!!
というわけで、(若干無理やりつつも、自分の景気付けのための)夏のガーデン楽しみ方を考えていきたいと思います!
夏の日差しを遮るためには??おすすめの方法3選
1、パーゴラを設置する
まず一つ目の方法、それはテラスやウッドデッキの上部にパーゴラを設置するということです。
パーゴラは、一般的には木製で作られることが多いですが、最近は耐久性の高いアルミ製のものや、ロートアイアンで作成したものなどもあります。
三協アルミ ナチュレ
タカショー ポーチガーデン
ちなみに最近のアルミ製木調のものは見た目もかなりリアルなので、後々のメンテナンスを省きたい!という方にはお勧めですよ^^
↓過去ブログの木目調アルミご紹介はこちら
ではパーゴラのメリットとは何でしょう???
まずは今回のテーマでもある日陰を作り出してくれるということ。
一般的には植物を絡ませて日陰を作ることが多いのですが、絡ませる植物の定番としてはつる性のバラやブドウ、キングサリといったものがあります。
落葉性のものだと、暑い時期には日差しをしっかり遮り、寒い時期には日差しを通すといった季節に応じた使い方が簡単に出来ますよ^^
例えば以前作らせて頂いたお庭のパーゴラは、冬の間葉っぱが落ち寂しい印象ですが…
春になるとバラが咲き、なんとも華やかな雰囲気になります^^
海外でもこうしたテラス+パーゴラは大人気!
アイアンにフジを絡めたものや・・・
http://www.khoyt.com/#/park-slope-deck-garden/
キウイを絡ませたもの。
ツルアジサイを絡ませたものなど様々。
http://vmjferreira.blogspot.com/2018/01/uma-casa-renovada-em-hamptons-ny-ao.html?m=1
ちなみに、海外は日本に比べ暑い時期が短く、夏=日差しを浴びてバカンス!という所も多いため、植物を這わさずにパーゴラの梁や桟をしっかり見せているものも多いです。
しっかりと光を取り入れよう!という構造ですね。
だったらいらないじゃん・・・となりそうですが、これがあることで、ガーデンに高低差が生まれ、全体にバランスが生まれます。
あると無いとでは大違いですよ!
https://www.alt.dk/artikler/udeliv-hyggekroge-til-dansk-sommer
https://www.pinterest.jp/pin/841962092806627663/
また這わせる植物ですが、上の写真で使われているフジやキウイ、ツルアジサイは繁殖力旺盛でかなりモリモリになるので、スペースの限られている日本の庭では難しいかもしれません。。
逆に大きなスペースであれば、ツルアジサイなどは育てやすく花も紅葉もキレイなので是非使ってみてくださいね!(ただ気根に注意です!中々とれません!)
2、日陰を作る樹木を植える
2つ目の日陰対策、それは日差しを遮ってくれる大きめの樹木を植えるということです。
実は、生きている植物が生み出す木陰は人工で作られた日陰よりもずっと涼しい!
これは公園などで実際に体感したことのある方も多いと思います^^
さて、ではなぜ木陰は涼しいのか?
その理由、それは植物が行っている蒸散にあります。
植物は常に根から水分を吸収し、それを葉から放出することで呼吸をしています。
そして、その蒸散により葉の周りは通常よりも湿度が高くなる高湿度状態に。
すると日向側では上昇気流が生まれますが、その一方で、日陰の部分では逆に下降気流が生まれ、蒸散によって冷やされた空気が風に乗ってもたらされてくる、という原理の様です^^
単なる人工の日陰よりも木陰が涼しいのはこういった理由があるからなのですね!
ではそんな木陰を生み出すお勧めの樹木を幾つかご紹介します。
まずは私たちアウクバモデルガーデンのシンボルツリー、斑入りケヤキ!
こちらは通常のケヤキと比べ、斑入りな分成長が遅め。
新芽は少しピンクがかった色で、夏場も白の斑を葉の周囲に入れているので、全体に明るく見えてお勧めです。
樹形も通常のケヤキ同様、放射線状に広がるので日陰効果は抜群です!
続いて、雑木の庭でも人気のコナラ。
こちらはドングリの木としても有名ですね!
大きくなりますが、冬場は葉を落とす落葉樹ですので、冬の日差しが欲しい時にはしっかり光を通してくれます。
続いてニセアカシア。
モデルガーデンにはカスケルージュが植わっています。
生育旺盛で毎年ぐんぐん成長していますよ!
最後にここ九州の平地では少々難しいですが、もうすこし涼しいエリアでは是非お勧めしたい樹木。
それはカツラです!
このハート形の葉っぱが何とも可愛い。
そして紅葉時の、あのキャラメルのような甘~い香り。
大大大好きな樹木なのですが、ここアウクバのある北九州エリアでは暑さ&日差しのせいで夏に葉っぱを落としがち…
イギリスで見たカツラの大木が忘れられず、長年かけて環境にあっていくと良いなあと期待を込めて、一応モデルガーデンにも植えています。笑
長野でも立派な大木がありましたし、涼しいエリアの方にはお勧めですよ!
https://www.vdberk.be/bomen/cercidiphyllum-japonicum/
こんな立派なサイズ憧れます…
3、シェードを設置する
最後はもっと簡単に取り入れられる方法。
つまり、手っ取り早くシェードを設置する!ということです。
日本では、夏になるとよしずを軒に取り付けるという風習がありますが、まさにこれがシェードを設置するということですね!
では、気軽にお庭に取り入れられるシェードとはどんなものがあるのでしょうか??
まず思いつくのがパラソル。
このように大型のものから・・・
https://www.pinterest.jp/pin/594053007069093615/
こういった取り入れやすい小型のものまでデザインは様々。
https://www.pinterest.jp/pin/363595369888365113/
https://www.pinterest.jp/pin/341288477988479298/
自分に合ったものを選んでくださいね!
その他にも海外で人気なのが、セイルを使ったシェードアイデア。
https://www.pinterest.jp/pin/501799583474175381/
https://www.pinterest.jp/pin/513340057516713250/
https://www.pinterest.jp/pin/817473769835340510/
ポールやフックを固定する必要はありますが、一度設置すると台風の時などは一次的に撤去することも出来て安心ですね!
セイルシェードを入れることで、一気にお庭がおしゃれな雰囲気になります^^
さていかがだったでしょうか?
日陰が庭にあるのと無いのとでは、夏の過ごし方が大きく変わってきます!
日差しをしっかりガードできるものを設置し、温度も少し落ち着いてきた夕方あたりから夕涼みしつつビール…
良いですねえ♪♪
こんな方法があれば夏も楽しくなりそうです^^
このように、見るだけでなく、使って楽しめるお庭を作ることが素敵なガーデニングライフを送る一案になるかもしれませんよ^^♪